劇団外から出演者を招く、花組芝居主催のプロデュース公演。
「ペルメル(pêle-mêle)」は仏語で「ごちゃまぜのもの」「雑多な集まり」という意味。
●Introduction●
2028年、夏。九州は、日本の歴史上、類を見ないほどの蝗害に見舞われた。長崎県佐世保市に突如飛来したそれは、長崎県の離島、瀬黒島にのみ生息する固有種、アメイロバッタの大群であった。
トノサマバッタに似た性質を持つこのバッタは雑食性であり、飛来した総数は推定五億匹に及ぶ。
●脚本●
堀越 涼(あやめ十八番)
<脚本・堀越 涼(あやめ十八番)コメント>
花組芝居に在籍中の、作・演出を始めた頃から加納さんに脚本を提供したいと思っていたので、お話を頂いて即決でした。僕はあまり歌舞伎に詳しくないので、演目の相談をする中で加納さんに原案になりそうな演目を送っていただきました。そこから岡本綺堂の『平家蟹』を知り、その平家蟹が大量に出てくる場面から着想を得ました。
加納さんのオーダーは「歌舞伎を題材にはするが歌舞伎のセリフは使わず、でも観終わったときに確かにこれは歌舞伎だったと思わせたい」という高尚なもの。その実現は加納さんの演出に委ね、思うまま自由に書かせていただきました。
今はまるで加納さんとイチから劇団を立ち上げている気分。色々な可能性を秘めた花組芝居の新基軸。その旗揚げ公演を楽しみにしていてください。
●プロフィール
青山学院大学卒業後、ネオかぶき集団・花組芝居に俳優として入座し、加納幸和氏に師事。
2012年に自身が作演出を務めるユニット・あやめ十八番を旗揚げし、以降、歌舞伎、能、浄瑠璃など、様々な日本の古典芸能のエッセンスを作品に取り入れ、“擬古典”と称し、日本人特有の文化・風習・宗教観などを主題とした作品を創作している。外部では新作狂言の脚本提供等も行っており、古典と現代劇の両方を得意とする。また、後進の教育にも力を入れており、学生向け演劇講座や、ワークショップの講師を務める他、昭和音楽大学ミュージカルコースで演技メソッドの講師を務める。
●演出●
加納幸和
兵庫県出身。日本大学藝術学部卒業。1987年、『ザ・隅田川』にて「花組芝居」を旗揚げ。かぶきの復権を目標にした男性だけの劇団として活動を開始。小劇場ブームの終焉期に登場した個性派劇団として注目を集める。2022年に創立35周年を迎えた劇団の座長として、脚本・演出を手掛け、自らも女形で出演。西瓜糖『ご馳走』、花組芝居『毛皮のマリー』で、2019年前期の読売演劇賞演出家賞にノミネート。座外への客演・演出・脚本提供や、映像にも進出。女形指導、母校の日藝・カルチャースクールでの講師、NHK歌舞伎生中継の解説も務めるなど、多方面で活躍。
●CAST●
間瀬英正(ませひでまさ)
愛知県出身。青年座研究所を経て『きらめく星座』(作:井上ひさし、演出:板垣恭一)にて初舞台を踏む。主な出演作は『赤シャツ』(作:マキノノゾミ)や『甘い丘』(作・演出:桑原裕子)、チーズtheater『ある風景』(作・演出:戸田彬弘)、2023年度読売演劇大賞演出家賞ノミネート作品『アプロプリエイト』(演出:古城十忍)等がある。また映画『KONTORA』(監督:アンシュル・チョウハン)の演技で大阪アジアン映画祭最優秀俳優賞を受賞。自転車キンクリーツカンパニー所属。
熊野善啓(くまのよしひろ)
1984年3月12日生、静岡県出身。2003年早稲田大学演劇研究会にあったチャリT企画に入団。2020年退団。現在フリー。舞台だけでなく近年では映像作品にも出演の幅を広げる。〈近年の主な出演〉舞台:あやめ十八番『空蝉』※太郎役、Office8次元『春鶯囀』鵙屋安左衛門役、映画:「わたしの見ている世界が全て」佐近圭太郎監督 ドラマ:中京テレビ「おじさんだけどキレイになっても良いですか?」鯨岡弘識監督
長橋遼也(ながはしりょうや)
1992年7月24日生まれ、今年で32歳。2015年、リリパットアーミーII入団以降、『サヨウナラバ』を除く全ての公演に出演、近年では外部出演も多く、椿組、iaku、南河内万歳一座、プロジェクトKUTO-10等、ジャンルを問わず、出演している。2024年からは拠点を東京に移し、更なる躍進を目指し奮闘中。東京では久しぶりに飲食店のアルバイトを始めたが、接客が楽しくなり声がうるさくなることをよく怒られている。
薩摩琵琶演奏●吉野悠我(よしのゆうが)
1955年生まれ、石川県能美市出身(能美市観光大使)。文学座を経て映画、テレビ、舞台に出演する。『赤いとりの居る風景』でのソウル、ニューヨーク公演を皮切りに別役実海外交流シリーズとして『やってきたゴトー』『病気』『象』をパリ、モスクワ、サンクトペテルブルグ、ベルリン、ルーマニア、トロント、ミネアポリス他、世界各地で公演。その主役を勤める。『少女仮面』『愛情航路』は、花組芝居 加納幸和の演出である。薩摩琵琶は日本琵琶楽協会会長 山下晴楓に師事。
花組芝居
●STAFF●
照明●山田真輔(Kiesselbach)
音響●益川幸子
小道具●酒井ちはる 原田ひより
(小道具工房Back²stage)
演出助手●小川浩平
舞台監督●赤坂有紀子
宣伝美術・撮影協力●小川真理
票券●越水綾子
制作●藤岡陽子 清水沢子・辻いりえ
協力●あやめ十八番
自転車キンクリーツカンパニー
MC企画
玉造小劇店
名取事務所
スーパーエキセントリックシアター
小町香織
藤波三幸
●Schedule●
2024年11月20日(水)~26日(火)
下北沢小劇場B1
【アクセス】
〒155-0031 東京都世田谷区北沢2-8-18 北沢タウンホール地下1階 TEL :03-6416-8281
下北沢駅[京王井の頭線・小田急線]より徒歩約8分
●Ticket information●
※チケットのお申込・ご購入に際しましては、
当サイト下部に記載の「注意事項」をよくお読みの上、
同意された方のみご利用ください。
●料金(整理番号付・自由席)
[前売]一般/5,500円 U-25/2,000円
[当日]一般/5,900円 U-25/2,400円
※U-25/25歳以下、入場時要身分証
●配信情報●
11月22日(金)夜公演(19時開演)の生配信を行います。
【生配信】
11月22日(金)19:00 START
(21:00頃終了予定)
【視聴チケット販売期間】
11月16日(土)12:00~11月29日(金)20:59
【視聴チケット代金】
3,000円
【配信アーカイブ】
11月29日(金)23:59まで視聴可能
2024年9月28日(土)
花組芝居電話受付 03-3709-9430
カンフェティ
https://www.confetti-web.com/
050-3092-0051
(営業時間●平日10:00~17:00)
花組通信デジタル版(有料会員)&DM通信(無料会員)
公式ファンサイト「花組通信デジタル版」(有料会員)およびDM通信(無料会員)限定の、
どこよりも早いチケット抽選先行販売となります!
エントリー受付期間
2024年9月10日(火)~17日(火)
当落結果、入金のご案内は、一般発売開始前にメールにてご案内いたします。
※花組通信デジタル版(有料会員)、DM通信(無料会員)の方がご参加いただけます。
※花組通信デジタル版(有料会員)、DM通信(無料会員)の受付期間は同じですが、希望者多数の場合は花組通信デジタル版(有料会員)様より優先的に抽選いたします。
※エントリー期間開始後に花組通信デジタル版(有料会員)にご登録いただいた方もお申込いただけます。
※手数料や注意事項などの詳細は申込受付サイトにてご確認の上、お申込ください。
注意事項
- 未就学児はご入場いただけません。
- 開演後は本来のお席にご案内出来ない場合がございます。ご了承ください。
- 客席を含む劇場内に、収録用カメラが入る可能性がございます。収録した映像や写真は、放送・配信・複製頒布等する場合がございます。予めご了承ください。
- 一度ご購入になられたチケットの変更・キャンセルはできません。また、公演中止時以外の払い戻しは、事情の如何に関わらず一切できません。営利を目的とした入場券の転売は、いかなる場合にも固くお断りいたします。
- チケットは、紛失・盗難などいかなる場合においても再発行できませんので充分にご注意ください。公演日時のお間違え、チケット忘れなどもご入場いただけません。ご来場の際はお手元にあるチケットの日時を必ずご確認の上、ご来場ください。
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